DHMOを規制の対象にせよ!?
アメリカで「DHMOという物質は法で規制すべきか」と聞き手に質問をすると、大半の者が賛成したそうです。
以下のような性質を持つDHMOに関して、読者の方はどう感じました?
規制すべきでしょうか?
【DHMOの性質・用途】
・DHMOは水酸の一種で、ほぼ無色(ごく薄い青色)、無臭、無味であるが、毎年無数の人々を死に至らしめている。
・液体のDHMOを呼吸器系に吸引すると急性の呼吸不全を引き起こすことがある。
・犯罪者の血中、尿からは大量のDHMOが検出される。暴力的犯罪のほぼ100%が、何らかの形でDHMOが摂取されて24時間以内に発生している。
・ある種のジャンクフードにも大量に含まれ、パッケージしたものを飲用に販売している業者さえある。
・DHMOはガソリンや灯油など化石燃料を燃やした際に副産物として大量に発生する。脱硫処理のされていない石油を燃やした際にも発生する。
・DHMOは多量の中性子を含む。また、DHMOは微量ながら放射能を持つ。
さて、勘の良い方は何か変だぞと気づかれたでしょうか?
DHMOとは「水」のことです。DHMOっていうのはわざと水のH2Oを難しい感じで書き直しただけです。
元ネタはここ→<http://ja.wikipedia.org/wiki/DHMO >(上記の文章もWikiからの転載)
DHMOの例はアメリカで使用されてる化学ジョークの一つだそう。
ある化学物質を体に悪そうに見せるのは簡単だし、逆もしかりという例です。少々根性が悪い感じもするジョークですが,裏を返せば企業倫理が大きく問われる分野であるという事です。
最近はあるあるの納豆問題のせいで、健康番組での言い回しがマシになってきた感じもします。
この前も厚生労働省の大腸ガンと食物繊維の因果関係の疫学調査の結果をずいぶんマトモにワイドショーが紹介しててびっくりしました。
健康情報のマスメディアの扱い方に関しては、以下のエントリーで書きました→健康ニュースの読み方
次の健康業界のトレンドとしては、化学合成系のサプリの売上現象、ハーブ、漢方系のサプリメントマーケットの拡大でしょうか。
次に槍玉に挙げられるのはビタミンのサプリメントでは無いかと思ってます。特にビタミンAのサプリメントは(喫煙者の)肺がんリスクを上げるというデータがあるし、自分が経営者なら今がビタミンサプリメントからは手を引きどきだと判断すると思います。ただしビタミン間の相互作用にスポットライトが当る可能性はあるから、マルチビタミン事業はありかな。
もし、英語に堪能な企業の担当者の方なら、FDA http://www.fda.gov/ のニュースや、NUTRA http://www.nutraingredients-usa.com/ をチェックしているだけでも、大分、トレンドに対する感覚はつかめると思います。