Agribusiness.com (ビジネスチャンスを産むバイオ情報サイト) -5ページ目

ルイジアナのハリケーンと農作物価格

taifuu

Food crop prices to benefit from Hurricane Katrina?

- 農作物価格の台風カトリーナによる影響は?


http://www.nutraingredients-usa.com/news/news-ng.asp?n=62190-soybeans-corn (英語)


この記事のポイントは2つ。

- 台風はルイジアナ、ミシシッピー、アラバマの穀物に被害を与えた。またルイジアナはサトウキビ、サツマイモ、米、豆類の産地でもある。しかし他のアメリカの地域ではそれらの作物は問題なく生育しており全体的な生産量には大きな影響はない。ただ台風のおかげで穀物市場は上昇傾向にあり、北部の農家はそれにより利益を得ている(不謹慎な話ですが、これも経済でしょうか)。


- だがより深刻なのは海外にアメリカから輸出される穀物の半分はルイジアナの港湾から輸出される点だ。もし港湾施設が長期にわたり使えない場合には世界の穀物価格に影響を与えるだろう。


とのことです。


New Orleansには二度ほど言った事があります。酒好きと音楽好きには天国な街です。

ついでに言うとえぐい位に白人と黒人が別れてる街でもあります。奴隷制が盛んだった土地だし。

金持ちはみんなとっくの昔ににげてるんだろうなー、とか映像をみて思いました。


<関連>

今日の世界の農産物マーケット

http://www.agribusinessonline.com/prices/

食事バランスガイド特集

koma


何をどれだけ食べれば健康な生活を送れるのか?というのは多くの方がもつ悩みです。

それに対し、政府が食事バランスガイドとして一つの指針を示しました。


農水省ページ

「食生活指針を具体的な行動に結び付けるものとして、食事の望ましい組み合わせやおおよその量をわかりやすくイラストで示したものが「食事バランスガイド」です。」(抜粋)

http://www.j-balanceguide.com/


アメリカ版 food pyramid

http://www.mypyramid.gov/


下手にみの○んたの番組見るよりも、こっちの方が言ってる事はまともっす。

結局はバランスよく食べるしかないっす。残念ながら。
サプリで100%良かったららくなんですけどねー。

関連


France launches controversial school vending machine ban

フランスが学校での自動販売機の禁止を仮試行(英語)

http://www.nutraingredients.com/news/news-ng.asp?n=62259-france-bans-school

でぶ対策らしいです。


<オススメ本>

新しい食品成分表も2月くらいに出てました。色々なデータがあるので暇つぶしにみるのにも最適です。下手な専門書よりもいい。


新食品成分表編集委員会, 科学技術庁資源調査会

新食品成分表〈2005〉

→アマゾンのリンクに飛びます。


<今日の
Pick up

Olive oil compound may fight disease, act like painkiller

http://www.nutraingredients-usa.com/news/news-ng.asp?n=62217-olive-oil-pain-heart-disease

オリーブオイルの物質が病気と闘い、鎮痛剤の働きもあるかも(英語)

76へぇー


<ちょっと気になった農水省のページ>

カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)関係情報コーナー

http://www.maff.go.jp/carta/index.htm

それとWHO/FDAのGMOの安全性検査の統一ガイドラインみたいなんも出てましたね。
それは面白かったから後日書きたいです。

<今日の統計>

平成16年産たまねぎ(全国)及び春植えばれいしょ(北海道) の作付面積、収穫量及び出荷量

http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/sakutsuke-tamanegibareisho2004/sakutsuke-tamanegibareisho2004.htm


だから何って言われてもこまるけど。ポイントはたまねぎは10アールで5t取れる。無駄な知識は人生を豊かにします。 ひたすら色んな数字を紹介するのって個人的にツボです。


<食品業界まるわかり!>

就職四季報の食品業界特集。

なかなか面白い。

http://job.toyokeizai.co.jp/gyokai/gyokai07.html

アグリビジネスも少しずつ自分の勉強のために書いていきます。

今の仕事がIT系もかぶってるんで、農業分野でのITの活用にも興味ありますね。

むかし大学のバイトで衛星で畑の栄養状況を分析して全自動で肥料をやるって言うシステム構築の研究のやったことあったなー。

内容で分からんことがあったらコメントで聞いてください。そっちのやり取りの方がむしろメインかなとも考えてます。毎日惰性で見てくれてたらいつの間にか色んなことが分かってる!みたいなブログをめざしたいっすね。


以上のように興味の赴くままに秩序なくだらーっと更新していきます。
昔のちゃんと文章書くのはエネルギー使いすぎるんで長く細く続ける方向でやってきたいです。

近代的な食事が鬱を招く?

もり

NeuroUSAの記事 によりますと近代的な食事(肉中心で魚や野菜を食べない)ではomega-3 という脂肪酸が不足し、変わりに omega-6という脂肪酸が増え、それが脳に影響を与えて鬱を増やすのではないかという仮説を指示する結果がマウスを用いた動物実験で得られたそうです。

「胡散くせえ」と読んだ瞬間は思いましたが掲載された学術雑誌は Journal of Lipid Researh で業界ではそんなに悪い雑誌ではないので詳しく読んでみました。 筆者は、テルアビブ大の Dr Pnina Greenと バーイラン大の Dr Gal Yadidだそうです。内容を簡単に言うと鬱のネズミ(Rat)の脳みそを調べたらomega-6からできる物質の濃度が高かったと。そしてomega-3の量というのは少なくてその3と6のバランスが鬱の発祥に関係しているのではないか、という感じです。

それで肉中心の食事ではomega-3が不足しがちで6は過剰になりがちのでそれが結果的に現代人の鬱の発祥に関係しているんじゃないのか?という訳です。魚には3が多くて6が少ないとか書いてます。 じゃー、3とか6の量がなんで鬱に関係あるんか?と言う事ですが、こいつらはCell Transduction(細胞間の情報伝達)に関係してるからだと言う事です。脳みそのニューロン間の興奮物質を運ぶ役割がある。でこのバランスが崩れると興奮物質がうまく運ばれないで鬱になってしまうそうです。

アメリカではomega-3を添加したシリアルなどがすでに市販されているそうですが、シリアル食うくらいならちゃんと魚食え!とか思うのは自分だけでしょうか。

健康食品のCMってなんで胡散臭いんでしょ

お久しぶりです。大学院の卒業式を終え、実家に帰ってきました。 仕事始めは7月1日からなのでそれまではビジネス系の勉強などを家でやってます。 暇を見て更新は再開します。 しかし日本は朝から晩まで健康食品のCMとか通販番組って多いですね。嫌気がさすくらい。 長者番付を見ても健康食品関連というのは好景気な分野のようです。 しかし全部とはいいませんが何かしら胡散臭さを感じるのは何ででしょう。おそらくそれは常にメリットのみを提示しているからではないかと思います。 例えば1994年のThe Alphe-Tocopherol, bera-Carotene (ATBC) Cancer prevention Study という大規模な臨床試験では20mgのベータカロテンのサプリメントを5-7年間投与した結果、男性のスモーカー(フィンランド人)に対して、肺がんの発生率を上げたという結果が出ています。 その他の臨床試験でもベータカロテンサプリメント単独の効能と言うのは確固として証明はされていない(Papas,2000/Antioxidant Statues, Diet, Nutrition, and Health, CRC PRESS が詳しいです)。。 では実際に健康食品を売っている人はメリット、デメリットをちゃんと理解しているか、という事ですよ。 自分の商品を売るのにデメリットを言う人はいませんが健康に関する商品である以上はもう少しちゃんと論理的に説明してくれないと困るなぁ、とテレビを見ながら思うわけです。 気持ちはすごく分かりますよ。自分も痩せたいのでマイクロダイエットに手を出しそうですから(やりませんけどねw)。 本ブログではということでメリットもデメリットの両方を書いていきたいですね。

サマータイムと体内時計

sleep

日本でもサマータイムの導入論議があるようですが興味深い結果が出てました。
中日新聞の記事で「サマータイムで体内時計にずれ 専門家が指摘 」だそうです。
サマータイムの導入により、健康に悪影響を与えるおそれがあるそうです。

サマータイムに関してはアメリカ留学中に体験しましたが非常に苦手でした。時間が変わった後にはすごく疲れて風邪を引いたりしました。経済的なメリットは理解できますが個人的には日本では導入してほしくないですね。

久々の更新ですが、というのも今はアメリカを旅行中です。ラスベガス~ナパバレ-と来て昨日からサンフランシスコです。ようやくインターネットが使えるようになりました。

それと「BSE&食の感染症 つぶやきブログ」さん、トラバありがとうございます。勉強になります。なるほどねー、って感じでした。あ、でも昨日はステーキ食べちゃった(笑

狂牛病にかからないクローンウシはすでにできていた。

cow

まずはこの記事を読んでみてください。

nature publishing groupのニュース「狂牛病にかからないクローン牛つくり」。
内容をかいつまんで説明しますと、
1.BSEの原因となるプリオンは牛の特定のタンパクの変異によって作られる。
2.そのプリオンの材料となる特定のタンパクを持たない牛はプリオンを作れないんじゃね?
3.ということでバイオ技術でプリオンの元となるタンパクを持たない遺伝子組み換え牛を作っちゃいました。

ということ。2004年の記事で2005年の初頭には数頭が”作成”されていると書いていますんで、もうできてる可能性はありますね。そして厚生労働省のレポート「変異型クロイクフェルト ヤコブ病に係わる二次感染について」を読んでみますと(このレポートも面白いので興味のある人はどうぞ)、変異型ヤコブ病(人のBSEっす)の原因は主にBSE感染牛の消費によるものなので、牛がBSEの原因となるタンパクを持たないのなら人の病気も万事OK!となりますね。

個人的な感想としては、遺伝子変換の動物に対する消費者の抵抗は大きく、遺伝子組み換えで作られた牛がすぐに市場に出る事はないと思います。この記事によれば、この牛は抗体作成の研究など食用以外の目的に使用されるようです。ただし、将来的に牛肉の安全性が極めて懐疑的になったときにアメリカが遺伝子組み換え牛の導入を決める可能性は100%ないとは言えませんし、その為の材料はすでに準備済みっていうことっすかね。

けど月齢30ヶ月以下の牛からはウェスタンブロット(タンパクの検出技術)なりでプリオンが検出されないから安全っていってるんですよね。じゃー、ウェスタンで検出できる最低値以下でヤコブ病を発症させたり体内に蓄積っていうのは無いんすか?ちょいと調べてみますかね。知ってる人がいたら教えてちょ。
自分で納得しないとやっぱり、牛肉も食べたくないですしね。

アメリカがイラク向けに米(rice)の販売を開始

rice
アメリカ農務省の発表によればアメリカはイラクに対し,60000 metric ton の米の販売を開始するそうです。量もさることながら、イラクは戦前も米、コーン、小麦の重要なマーケットだったらしく、マーケットの復活という意味でもアメリカの米作農家にとって朗報だと書いてありました。さらに詳しくはこちらの英文記事を参照。
まー、特に自分としては国際関係論はあまりしらないので述べることはないんですが、日本であまり報じられていなかったんで紹介してみました。

妊娠中のローカーボダイエットは胎児に悪影響?

fetus

 

Meat-rich diet impact health of unborn baby ? (Neuro US edition) が元記事。

記事中で述べられているのは妊娠中の母親の不摂生、たとえば肉ばっかり食べたり、タバコを吸ったり、酒を飲んだりというのは、胎児に出生直後のみならず、その子供が大きくなってからも、例えば糖尿病になりやすいとか高血圧だとか長期的に悪影響を与えるのではないかという説があります。

 

そして最近はやりの低炭水化物ダイエット(low carb diet)などで妊娠中に肉ばかり食べることは、はたして胎児のその後の健康に長期的にも影響があるのではないのか?という説が出てきました。

 

ということでUKのエジンバラ大で大規模な追跡調査が始まったという記事でした。

けどツワリ中に肉ばっかり食べられるものなんでしょうかね。うーん、西洋の女の人らは強いですね。

結果が出るまではもう少しかかりそうですが、楽しみです。

脂肪肝克服企画 その1

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みなさま、お久しぶりです。アメリカから帰国し、新しいパソコンも買い、日本横断の旅行も終えて実家の鹿児島におります。

 

実は最近、非常に体調が悪かったんです。嘔吐感とか腹が痛かったりとか。

そこで今日は病院で、採血、エコー、内視鏡検査(胃カメラ)とかをやってきました。

だけど最近は胃カメラも楽ですね。初めてだったのですが寝て起きたら終わってました。

結果としては、最初は胆石じゃないか(25歳で胆石って、、)とか脅されていたのですが急性胃炎と食道炎だそうです。

まぁ、アメリカ生活のラストは100ページ以上の論文やプレゼンの準備で、一日コーヒー1リットル、タバコ2箱、栄養ドリンク2本、食事は冷凍ピザと冷凍ハンバーガーという生活を半年も続けていたので無理もないでしょうか。しかもそれで体重も一気に15キロほど増えてしまいました。

えらそうに野菜食えとか言ってる場合じゃないです。お前が食えよと(笑

 

そして血中のコレステロール値、中性脂肪の値も高く、脂肪肝とも判定されました。

まさにフォアグラです。

 

ということで、なんだか悔しいし、もてるために東京で経営コンサルタントをすることにしたのに、こんな豚状態ではそれどころではありません。

 

そこで管理栄養士(で料理研究家)の母親と一緒にしばらく、「脂肪肝克服」のプランを作成していくことにしました。そして、ダイエット法って有象無象に沢山ありますよね。アメリカの最新の研究結果も随時、紹介していきたいと思います。また自分の体を実験台にして経過や料理メニューも報告いたしますのでお楽しみに。あー、痩せたい。

 

お久しぶりです

実は今は日本を横断旅行の最中で、しかもパソコンも壊れてしまい、しばらくは更新できません。来週には新しいパソコンも届くのでアンテナにでも登録してノンビリお待ち下さい。